歯周病は数種類の原因菌が歯と歯茎の境目に住み着いて悪さをすることで起こる病気です。
◆歯周病の進行
歯周病は以下のように進行していきます。
健全な状態
歯周病の原因となる菌が住み着くと、歯と歯茎の間に隙間が少しあく。そこに歯石などが付着してさらに歯周病菌が住みやすくなる。
歯周病菌が出す毒素などで炎症が起こり、歯茎が赤く腫れたり出血したりするようになる。
炎症が進むと、歯茎の中にある骨が毒素でとかされて歯茎が下がりはじめる。この段階で歯茎が突然大きく腫れたり、膿が出たりするようになる。
歯茎が大幅に溶けて、歯を支えることができなくなると歯が抜ける。
◆ふくしげ歯科の歯周病治療
ふくしげ歯科では、歯周内科治療という歯周病治療に取り組んでいます。
まず位相差顕微鏡という特殊な顕微鏡で、お口の中の菌を観察します。
今の種類が悪かったり、レントゲンやお口の中を見て歯周病菌が活躍していそうだ、ということが判明するとより詳しい検査を行います。
より詳しい検査というのは、リアルタイムPCR検査といって菌のDNAを分析することで、歯周病の原因菌のうち何という菌が何匹いるのかを調べることができます。
DNA検査の結果に合わせて、必要ならお薬使って歯周病菌をやっつけます。
お薬でやっつけながら、同時に歯石を取ったりして、お口の中をきれいにしていきます。
お薬と、お掃除のダブルパンチで菌を減らし、ちゃんと減っているかどうか最後にもう一度DNA検査を行います。
その後、メインテナンスを行い、悪玉菌が増えないようにお口を守っていきます。